こんにちは。デジタルテクノロジーのS.Wです。
今回はAutomation & Controlを利用する際のTipsです。

 

Automationアカウントを作成する際の注意点

第一回の記事でも記載していますが、Automationアカウントを作る際は、AzureにログインしているユーザがAzure ADの全体管理者のディレクトリロールに属している必要があります。
ロールに属していない場合、以下のように警告が表示されます。

 

RunBookの種類

Azure Automationでは数種類のRunBook作成方法がサポートされています。
現在はPowerShell、Python、グラフィック、PowerShellワークフロー、グラフィカルPowerShellワークフローでRunBookの作成が行えます。
それぞれのメリット/デメリットや制約事項の詳細はマイクロソフト社の公開情報を参照してください。
公開情報にはBashについても記載がありますが、2017/11/20時点で未実装かつ実装時期も未定(Insider Preview中)とのことです。

 

PowerShell出力の形式

ローカルでAzure PowerShellスクリプトを作成し、Azure Automationにインポートした場合、正常に動作しない可能性があります。
現認として考えられるものとして、ローカル実行時とAzure Automation上での実行時の出力形式の違いがあります。
たとえは、Get-AzureRmVMコマンドレットは、オプションを何も使用せずに実行した場合、それぞれ以下のような表示となります。
〇ローカル環境でGet-AzureRmVMコマンドレットを実行した結果

〇Azure AutomationでGet-AzureRmVMコマンドレットを実行した結果

マイクロソフト社にも確認をしましたが、このような差分を一覧化した資料は用意されていないとのことです。
そのため、RunBookを作成する際は、1つ1つコマンドレットをAutomation上で確認してみたほうが無難だと思います。
(もしくは、各コマンドレットの表示フォーマットをFormat-Tableなどで個別に指定していく。)

 

グラフィックRunBookの編集

グラフィックRunBookを作成・編集する際は使用するブラウザに注意が必要です。
私はFireFoxをメインで使用しているのですが、RunBookギャラリーから入手したグラフィックRunBookの編集が行えなかったため判明しました。
※マイクロソフト社から公式な対応ブラウザの公表はありません。
2017/11/20時点での主要ブラウザの対応状況は以下の通りです。

ブラウザ 対応状況
InternetExplorer
Microsoft Edge
FireFox ×
Google Chrome

現状FireFox以外は対応しているようですので、FireFoxユーザの方はグラフィックRunBookを操作するときは別のブラウザを利用してください。

RunBookを作成する際の注意点

RunBookに限った話ではありませんが、企業として利用する場合は特に気を付けたほうがいい点を列挙していきます。(プログラミングに通じる部分が多いです。)

注意点 概要
RunBookの可読性 第三者が理解しやすいコードになっているか。
ex)変数名は格納される値を端的に表しているか?
関数名は処理内容を表しているか?・・・他
具体的な可読性確保の手法はプログラミングなどの技術書に記載されていることが多いので興味がある方は適当な本を読んでみてください。
RunBookの保守性 コードに変更を加えやすい構成となっているか。
RunBookの情報が資産として管理されているか。
適切な実行場所 Azure上で実行するべきなのか、Azure上のRunBook Worker上で実行するべきなのか、それともオンプレミス環境のRunBook Workerが適切なのか・・・。

 

今回記載した点以外にもクセや注意点はあると思いますが、使いこなせれば非常に強力なツールになりますので、簡単な作業・業務から導入してみてはいかがでしょうか。