導入事例

株式会社 メディアリンクス 様
Druva Phoenix 導入事例

圧倒的なコスト削減メリットによりファイルサーバーバックアップにPhoenixを採用

株式会社メディアリンクスは、IPビデオルーターやマルチメディアIP伝送装置といった通信系機器や、HD プロセッシングシステムや A/D コンバーターといった放送系機器など、通信と放送を独自技術で融合させた製品を提供するジャスダック上場企業です。既存のファイルサーバー バックアップシステムをDruva Phoenix へ移行することで、バックアップの管理、運用に関わる問題を一挙に解決しました。他のバックアップサービスよりも 50% 以上安価に、社内すべてのファイルサーバーのバックアップが実現できました。

導入背景

・ DRサイトとなっている本社環境がデータセンターと近く、災害対策ができていない。

・ 経営陣より、IT関連の固定費見直しの課題が与えられた。

・ 本社ビルの法定停電でサーバーが停止するトラブルが起こっていた。

導入メリット

・ Druva Phoenix のグローバル重複排除によりバックアップデータ量が 50% 削減できた。

・ 本社設置のバックアップ用サーバーとストレージ、テープによるアーカイブが不要になった。

・ クラウドバックアップにより、法定停電が起きてもサーバーのシャットダウンを気にする必要がなくなった。

 


圧倒的なコスト削減メリットによりファイルサーバーバックアップにPhoenixを採用
株式会社メディアリンクスは、IPビデオルーターやマルチメディアIP伝送装置といった通信系機器や、HD プロセッシングシステムや A/D コンバーターといった放送系機器など、通信と放送を独自技術で融合させた製品を提供するジャスダック上場企業です。

既存のファイルサーバー バックアップシステムをDruva Phoenix へ移行することで、バックアップの管理、運用に関わる問題を一挙に解決しました。他のバックアップサービスよりも 50% 以上安価に、社内すべてのファイルサーバーのバックアップが実現できました。




サーバーバックアップの課題
メディアリンクスでは、データセンター事業者の提供するプライベートクラウド上に 5台のファイルサーバーをホスティングして利用しています。

このプライベートクラウドサービスは、電源やストレージといったデータセンター設備は冗長構成になっているものの、データバックアップのサービスオプションが提供されていません。そのため同社では、本社オンプレ環境の Windows Server に毎日ファイルサーバーのバックアップをとり、LTO テープによる二次バックアップを行っていました。

災害などによって事業者のデータセンターが利用できなくなると、本社のサーバーからデータを復旧することになるのですが、この構成ではいくつかの問題がありました。

まず、本社環境が DR サイトとなっているため、本社が被災した場合は業務が継続できなくなってしまいます。 またデータセンターと本社との距離は200km に満たず、データセンターが利用できなくなるような大災害が起きた場合を考えると、本社も同様に被災している可能性が考えられます。

さらに本社入居ビルは法定点検による停電が発生しますが、過去にはサーバー停止に関わるトラブルが発生したこともありました。

現在利用しているプライベートクラウドサービスの利用料はサーバーの台数には依存しないものの、全体で 5TB までのストレージ容量制限があり、これ以上ファイルサーバーを増設することができません。

一方、サービス契約満了まで 2 年ほど期間が残っており、それまではなるべく費用をかけずにプライベートクラウド上のファイルサーバーのバックアップを本社以外の環境で行う必要がありました。




Phoenix選定の経緯
2017 年に入ると、同社管理本部は経営陣より IT 関連の固定費見直しの課題を与えられました。 バックアップシステムに関する課題への対処と初期導入コストの低さから、クラウド型のバックアップサービスに絞って導入を検討しようと調査を開始しました。

インターネットで「クラウドバックアップ」とキーワード検索したことで Druva のことを知り、詳しく説明を聞こうと Druva のWeb サイトから問い合わせを行いました。

「Web サイトから問い合わせを行うと、その日のうちに Druva の営業から連絡が入り、私の予定と会議室が開いていることを伝えると当日来社して説明を聞かせてもらえました。自社の課題を伝えると、パブリッククラウドのインテグレーションに強い販売会社を紹介してくれました。最初は日本で実績があるか半信半疑でしたが、スピード感と対応の良さで安心感が深まりました。」

同社は従来のバックアップシステム納入インテグレーターからパブリッククラウドへ直接バックアップした場合、国内有名インテグレーターが提供するクラウド型バックアップサービスを利用した場合、Phoenix を利用した場合の 3 つについて、複数の項目からなる星取表を作成して比較検討しました。

「試算した結果、Druva Phoenix は他のソリューションより少なくとも 50% の費用を削減できることが判明し、その圧倒的なコストメリットから Druva Phoenix の選択に至りました。」



 

Phoenix評価と導入までの過程
「2017 年 3 月に Phoenix のトライアル ライセンスの申請を行うと、即時に当社専用のクラウドインスタンスが作成され、管理者アカウントが発行されました。Web ブラウザで管理画面にアクセスし、KVM ハイパーバイザー上で動作する Windows Server の仮想マシンに Phoenix エージェントをインストールしました。管理画面上でエージェントをアクティベーションし、簡単なバックアップポリシーと保存ポリシーを作成して適用するだけで、スケジュールに従って自動的にバックアップが開始しました。」

Druva Phoenix はクラウドサービスであるためハードウェアが不要であり、利用したストレージ量のみによる従量課金です。

同社ファイルサーバーのバックアップ対象データ量は 5 台で合計 3TB 程度でしたが、重複排除により圧縮されたデータ量に対して課金されるため、評価時の重複排除率を考慮して 2TB分のクレジットを購入しました。




Phoenixの導入効果
2017 年 5 月現在、ファイルサーバーの重複排除率は約 50% です。

Phoenix は重複排除後の容量課金であるため、3TB あるソースデータと日々の増分バックアップが評価時の試算通り 2TB 分の購入でおさまりました。

「本社のオンプレ環境で稼働していたバックアップ用の Windows サーバーとその運用保守費用が不要になり、入居ビルの法定停電が起きてもサーバーのシャットダウンを気にする必要がなくなりました。これまで 4 世代分のバックアップを LTO テープでアーカイブし、銀行の貸金庫へ搬送していましたが、その負担と費用もなくなりました。」

同社は災害や設備故障などでプライベートクラウドサービスが利用できなくなった場合、また本社が被災した場合でも、地理的な場所に依存せず Phoenix からファイルサーバーデータを復旧できる構成になりました。

「Phoenix 管理コンソールへはスマートフォンのブラウザからでもアクセスでき、通勤電車内でもサーバーの状況を簡単に確認できるのがよいですね。」




今後の展望
メディアリンクスには米国とオーストラリアに海外拠点があります。 海外拠点のファイルサーバーやバックアップソリューションは、それぞれ地元のインテグレーターによって独自システムが構築、運用されています。

Druva Phoenix は Amazon Web Services (AWS) を基盤としたクラウドサービスであるため、海外のサーバーデータを現地 AWSリージョンにバックアップしたり、世界中のサーバーのバックアップを一つの画面でまとめて管理することが可能です。

さらに Phoenix は、地理的な場所やサーバーの台数、物理か仮想かを問わず、かかるコストは重複排除後のバックアップデータ量のみです。

そこで同社では、海外拠点のバックアップシステムを統合し、さらなるコスト削減とデータガバナンスの強化を実現することも視野に入れています。

「Phoenix クラウド上にファイルサーバーのデータコピーが置かれるようになったことで、Phoenix エージェントが動作するサーバーであれば場所を問わずデータを移行できるようになりました。 そのため条件の良い他のホスティング事業者や AWS のようなパブリッククラウド上に新しいファイルサーバーを構築し、現在のプライベートクラウド環境からサーバーデータを容易に移動することも検討できるようになりました。」 


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