導入事例

国立大学法人大阪大学 様
アダプティブ・ストレージ「Nimbleストレージ」 導入事例

研究推進に不可欠なITインフラ~ 解決が要求された大きな課題

「これらの研究を今後さらに加速するにあたり、研究所で利用するITインフラ環境に大きな課題がありました。それはストレージにおけるさまざまな問題です。」(同研究所 准教授 福井 健一氏)

「睡眠による活性化研究において、非常に大容量のストレージが必要となります。被験者の睡眠深度を精緻に測定するにあたり、脳波を始めとしたあらゆる身体状態が計測、記録さ れていきます。睡眠ポリソムノグラフィー検査(PSG)のデータなどに加え、歯ぎしり音の音声データ、さらに、睡眠姿勢も非常に重要な判断要素となるため、その撮影動画も必要となります。これを被験者一晩につき、8時間あまり記録していくことになります。このデータ量を見てみると、身体計測データが700MBあまり、音声データが約2.5GB、そして、動画データが約8.5GBと、トータルで12GBあまりのデータが発生することになります。これだけのデータが、今後、多くの被験者の調査が行われるとともに、飛躍的に増加していくことになります。

また、音楽による活性化研究においても、聴取時の被験者における表情動画を、一度につき、数時間分記録していっており、これについても非常に膨大なデータ量が蓄積されていくことになります。」 また、これらのデータは単に蓄積されていくだけではなく、迅速な解析、分析処理が求められます。これらを含め、「①解析処理の遅延を防ぐ、高速な計算環境とすること、②運用管理の効率化、③後からのユーザ数の追加、拡張性が容易にできること。それにあたって性能劣化がないこと」という3つの要件がストレージ選定において求められることとなりました。

 

高度な課題を解決する先進ストレージを求めて

これらの課題に対し、大阪大学のITインフラを側面から支える、トータルITソリューションベンダーデジタルテクノロジー株式会社(以下当社)は、この研究を堅固に支える信頼性、そし て、課題の解決、さらにコストを考慮し、あらゆるストレージソリューションから、先進ストレージの提案を実施しました。

当社営業部アライアンス営業課 米澤 勇紀は語ります。「当初、先生方より、今回のCOIプロジェクトについてお聞きした際、提案にあたり、性能面と利便性を考慮して製品選定を進めました。当初はNimbleストレージではなく、国内での実績も踏まえ、別の製品を考えてい ましたが、性能面で見劣りを感じていました。そんな中、米国で話題になっているストレージの情報を耳にしました。それがNimbleストレージでした。」

「ただ、米国での実績は多くありましたが、日本での展開は開始したばかりであり、情報も少なく、不安があったのは確かです。そのため、Nimbleストレージについて、関連会社などから情報を収集することとしました。

Nimble ストレージは、SSDとHDDの持つ特性を生かした製品設計がなされ、・・・

 

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