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<第3回>BCP対策してる?

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 【目次】
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 第1回 バックアップとは?
 第2回 バックアップとレプリケーションとの違いとは? 
 第3回 BCP対策してる? 👈今回はここ!
 第4回 ランサムウェア対策①
 第5回 ランサムウェア対策②
 第6回 デジタルテクノロジー取り扱い製品ご紹介!
 第7回 自分に合ったバックアップって?バックアップの基本チェックリスト!

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第2回のおさらいです。
「バックアップとレプリケーション」の違いは、
バックアップ:データを不注意による削除または予期せぬ破損などに備えている
レプリケーション:事業が止まらないようにすぐに使用できる複製環境(待機系)を作成する
ということでした。

近年、日本では自然災害が頻発しています。
政府の地震調査委員会の地震予測では、大地震が起こる確率は、
30年後以内で「70%~80%」とのデータを公表しています。

バックアップを取得していても、保管していた場所が被害にあっては意味がありません。
また、レプリケーション環境を用意していても、いざというときの切替手順が正しく確立されていなければ、事業継続や早期復旧は望めません。

「企業の事業を継続させるための計画」をしておくことが必要なのです。
では改めて、この「事業継続性」をもう少し詳しく見ていきたいと思います。

「BCP対策」とは?

「BCP対策」とは、
「企業が自然災害やサイバー攻撃などの緊急事態に遭遇した場合、
損害を最小限にとどめつつ、中核業務の継続や早期復旧を可能とするために、
事前に事業継続のための方法、手段を計画しておくこと」
です。

更に、近年では自然災害だけでなく、新型コロナウイルス感染拡大やランサムウェア被害の拡大を機に、BCP対策が注目を浴びています。

BCP対策を行うことで、
①損害を最小限にする
②優先業務の可視化
③取引先・株主からの信頼向上

といった様々なメリットが享受できます。

BCP策定の流れ

BCP策定の手順としては、大まかに下記の流れが考えられます。
 
 ① 基本方針の策定
 まず策定メンバーは自社の事業や自社を取り巻く環境を整理し、
 経営方針や事業戦略と照らし合わせて中核事業の特定を行います。
 従業員の安全対策などの考慮も重要です。

 ② 計画の策定
 基本方針を基に、BCPの対象となる事業を選定していきます。
 自社状況だけでなく、取引先などの状況も考慮しながら復旧計画を策定します。

 ③ 対策及び教育の実施
 社員安否システムや、遠隔地保管のできるバックアップシステムなど
 BCP対策ができるソリューションを導入します。
 緊急時の行動マニュアルの策定、緊急時を想定した訓練といった教育により、
 いざというときに正しく行動できるための下地作りも重要です。
 
 ④ 策定計画の見直し・改善
 商品・サービスの追加や仕入れ先の変更などによって、
 会社の状況が変われば、BCP計画を見直す必要が出てきます。
 策定したBCPを陳腐化させず、実効性の高いものにするために、
 PDCAサイクルで定期的な見直しを実施しましょう。

どのような(どこに)障害が発生した場合に、何をいつまでにどの状態に復旧を行う必要があるか。という目的を明確にして、日頃から実施できる状態を維持しておくことが必要です。

「BCP」と「DR」の違い

BCP対策と同じく、企業の継続性の観点で注目されるものの中に、
「DR対策」があります。

良く混同されがちな2つですが、その違いは「目的」の差です。
前出のとおり、BCPは「事業継続」を目的としますので、
総合的な復旧対策と継続のための計画となります。

一方「DR対策」は、「災害時のシステム早期復旧」を目的としており、
事業全体を対象としているBCPより、対象とする範囲が狭いです。
明確な定義はありませんが、BCPの中にDRが含まれる、
とイメージするとわかりやすいかと思います。

コストや時間の問題でBCP対策に取り決めていない企業の方も、
BCP対策の第一歩としてシステム復旧に重要なデータを対象とした
DR対策から始めるのも良いかもしれません。

ここで、BCP対策とDR対策のメリット・デメリットについてまとめます。

​​​​​​​【BCP対策】~災害時の早期復旧と事業継続~
(メリット)
・事業の復旧・継続がスムーズになる
・社会的な信頼につながる など
(デメリット)
・入念な計画立てや社員への教育などコストと時間がかかる

【DR対策】~災害時のデータ早期復旧~
(メリット)
・データを災害から守る
・比較的コストも労力もかからない
(デメリット)
・データやシステム以外には対策を行わない
以下資料では、更に具体的なDR対策の方法を記載しています!

▼▼無料DLはこちら▼▼
→ https://www.dtc.co.jp/lp_phoenix_202202_overviewdocument

本日のまとめ


最後に本日のまとめです。
BCP対策とは
「企業が自然災害やテロ行為などの緊急事態に遭遇した場合、
損害を最小限にとどめつつ、中核業務の継続や早期復旧を可能とするために、
事前に事業継続のための方法、手段を計画しておくこと」
でした。

「事例が見たい!」「具体的なBCP対策をするにはどうしたらいいの?」
と思った方は、今回の内容をまとめた資料をご用意しておりますので、
是非ご覧ください!

次回は、「ランサムウェア対策」についてご説明します。


▼ 資料はこちら!
 → https://www.dtc.co.jp/lp_phoenix_202202_overviewdocument

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