
情シス不在でも現場でデータ復元したい!バックアップよりも速く復元できるNeuShieldとは
うちの会社、各店舗にPOSシステムが入ってるんだけど、もし障害が起きたらどうしよう。
現地には詳しいスタッフがいないから、俺が出張するしかないんだよね。
レジが止まったら営業がストップしてしまいますもんね……。
でもバックアップは取られているんですよね?
もちろん取ってるよ。
でも実際にリストアするとなるとけっこう時間がかかるし、何より現地のスタッフじゃ対応できないのが問題なんだ。なにかいい対策方法はないかな?
それでしたら、「NeuShield Data Sentinel」という選択肢があります。
現地のスタッフでも簡単な操作で瞬時に復元できるので、業務停止時間を大幅に短縮できますよ。
システム障害が発生したとき、業態によっては一刻も早い復旧が求められます。特に営業や経営に直結するシステムでは、復旧の遅れが直接的な損失に繋がってしまうでしょう。
では、迅速復旧を実現するには、どのような方法があるのでしょうか?
本記事では、システム障害による事業への影響を最小化したい情報システム担当者の方に向けて、迅速復元を可能にするNeuShieldについて詳しく解説します。
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1. 多様な障害要因とその復旧時の課題
企業のITシステムは、さまざまな要因によって障害が発生する可能性があります。
1-1. 業務停止を引き起こす様々な要因
- 誤操作によるトラブル
重要ファイルの上書き・削除・改変・移動、設定ファイルの意図しない変更などが発生した場合、システム全体の動作に影響を及ぼします。
例えば、基幹システムの設定ファイルを間違って編集してしまうと、アプリケーションが起動しなくなる可能性があります。

- OSアップデートの失敗
Windowsアップデートによってシステム起動不可や古いアプリケーションの動作不良が発生する場合があります。
特に古いアプリケーションや特殊なハードウェアドライバを使用している環境では、互換性の問題が発生しやすくなります。

- 不正アクセスによる被害
マルウェア感染によるシステム停止、ファイルの改ざん・暗号化といった被害は近年深刻化しています。
従来のセキュリティ対策をすり抜けた脅威により、重要なデータが暗号化される事例も増加しています。

- 予期しないシステム障害
アプリケーションの突然停止や原因不明のシステムエラーなど、事前の対策が困難な障害も存在します。
ハードウェアの劣化やソフトウェアの競合により発生するこれらの問題は、原因特定だけで相当な時間を要することがあります。

1-2. バックアップ復旧作業の課題
一般には、ファイルやデータ、システム復旧というとバックアップシステムによるリストアを思い浮かべると思いますが、実際の復旧作業では思わぬ課題に直面することがあります。
- 専門知識という壁
バックアップからのリストア作業には専門知識が必要です。
現場にIT担当者がいない場合、障害発生時に即座に対応を開始できません。
本社の情報システム担当者から担当者派遣が必要になり、初動対応が大幅に遅れる可能性があります。

- リストアにかかる時間
バックアップからのリストアは、データ量や媒体によって数時間~数日間を要する場合があります。
復旧作業に着手できたとしても、実際のリストア完了までこれだけの時間を要するため、迅速な業務再開は困難になります。

- ネットワーク環境への依存
たとえばサイバー攻撃発生時には端末のネットワーク隔離が必要となるため、管理者端末からの復元作業などの操作を行うことができなくなります。
この隔離により復旧手段が制限されてしまいます。

特に営業への影響が深刻となりがちな例として、例えば遠隔地の店舗のレジなどのPOS端末が挙げられます。
本社から離れた各店舗に置かれているうえに、営業に直結するためです。
ほかにもWindows 7やWindows Server 2008 R2などサポートの切れた古いOSを使用するような環境では、年々対応するバックアップソフトの選択肢が狭まっていくことが多く、復元のための手段が限られます。
これらの課題を解決し、専門知識がなくても即座に復元できる手段として注目されているのがNeuShieldです。
2. 「誰でも・即座に・昨日に」を実現するNeuShieldの仕組み
NeuShield Data Sentinel (NeuShield)とは、「Mirror Shielding™」という特許技術を用いたデータ保護ソフトウェアです。
NeuShieldは、データに「保護層」を作成し、この保護層に日々の変更内容を自動的に記録していきます。
何か問題が発生した際は、この「保護層」を削除することで、問題なく動いていた元の時点の状態に即座に戻すことができます。
2-1. NeuShieldの特徴
- 誰でも
復旧作業は簡単なクリック操作のみで完了するため、専門知識を持たない現場スタッフでも確実に実行できます。
- 即座に
特許技術Mirror Shielding™により、従来のバックアップからのリストアに比べて圧倒的に高速な復元を実現します。
通常数時間から数日を要するシステム復旧を、わずか数分で完了させることができます。
- 昨日に
最大30回分の変更履歴を保持できるため、「昨日の状態」「1週間前」「1ヶ月前」など、必要に応じて最適な復旧ポイントを選択できます。
デフォルト設定では1日1回の保護層が自動作成されます。
2-2. 保護層という考え方
NeuShieldの特許技術Mirror Shielding™は、データにラップのような保護層を追加し、すべての変更をその層に記録する技術です。
元のデータファイルは読み取り専用かつ暗号化された状態で保護され、直接変更されることはありません。
データを復元する際は、変更情報を保存した保護層を削除するだけで済むため、時間がかかるバックアップからのリストアと異なり、瞬時にデータの復元が完了します。
データにラップ(保護層)をかけてラップに変更情報を毎日保存します
システムデータになにか障害が起こってしまっても…
ラップをはがせばデータが元に戻ります
.
3. NeuShieldが現場で発揮する実用性
NeuShieldの役割は、完璧な障害解決ではなく、業務を継続できる状態への迅速な復元です。
障害発生時に問題なく動作していた過去の時点に戻すことで業務継続を可能にし、その間に情報システム担当者が根本的な障害対応を進めることができます。
3-1. 具体的な活用場面
ではこのような仕組みを持つNeuShieldは、実際の現場でどのように活用できるのでしょうか。
- 遠隔地の店舗端末での一次対応
現場スタッフがマニュアルに沿ってクリックするだけで端末の復元を即座に実施でき、情報システム担当者の到着を待たずに業務継続が可能になります。
障害が発生しても、迅速な復元により営業業務への影響を最小限に留めることが可能になります。
復元の様子はこちらのデモ動画をご覧ください。
- サポート終了OSの保護
NeuShieldはWindows 7や10、Windows Server 2008 R2など、サポートが終了しているWindowsOSでも継続的な保護が可能です。
詳しくは「Windows 7や10のサポート終了、それでも使い続ける企業が知っておきたい業務継続対策」をご覧ください。
- オフライン環境での復元
NeuShieldは端末にインストールされ、データや保護層を端末内に保存するため、ローカル環境で動作します。
そのためネットワーク隔離が必要な状況においても、外部との通信を必要とせず復元作業を実行できます。
3-2. NeuShieldは物理的障害には対応できない
なお、NeuShieldはハードディスク故障やサーバー機器の損壊といった物理障害には対応できません。
そのため従来のバックアップシステムを主軸とし、その上でNeuShieldを保険的な位置づけで組み合わせることにより、論理障害と物理障害の両方に対応した強固な体制が構築できます。
バックアップは物理的な障害時などにおける本格的な復旧手段として、NeuShieldは論理的な障害やソフトウェア関連のトラブル時など『とりあえず急いで昨日の状態に戻したい』という時のデータ復元手段として位置付けるとよいでしょう。
4. おわりに
システム障害による業務停止リスクを最小化するには、復旧における「専門知識の壁」「リストアにかかる時間」「ネットワーク環境への依存」という3つの課題の解決が不可欠です。
NeuShieldは、これらの制約を取り除くことで初動対応を改善し、バックアップシステムと組み合わせることで、物理障害と論理障害の両方に対応した総合的な復旧体制を構築できます。
業務停止リスクを最小化する現実的な選択肢として、ぜひNeuShieldをご検討いただければと思います。
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