セットアップ

Veeam CDPは数ステップでセットアップが完了します。

1.vSphereホストにI/Oフィルタドライバを
インストール

1-1.VAIOとは

VAIO(vSphere APIs for IO Filteling)のインストール手順について解説する前に、そもそもVeeam CDPで使用されているこのVAIOとは何か?についてご説明していきます。

VAIOは、ESXiで実行されるフィルターをサードパーティ各社が開発し、ゲストオペレーティングシステムから仮想ディスクへ要求されたI/Oをインターセプトできるようにするフレームワークです。

実装されたI/Oフィルタ処理が行われるまで、I/O処理はディスクにコミットされることなく全てのI/Oをフィルタリングします。

今回のVeeam CDPではVeeam CDP用のVAIO用I/Oフィルタドライバが用意されています。

VAIOフレームワークを利用することで、通過するI/OをI/Oフィルタポリシーに基づきJournalファイルとして保存しCDPを機能させています。

今までのようなSnapShotベースの従来方式レプリケーションでは15分程度のRPOが推奨されていましたが、このようなCDPが実施されSnapShotが不要になったことで、より低負荷で連続的なデータ処理を行うことができるようになりました。

そうしたことで、さらに短縮されたRPO Per Secondを可能としたCDPベースの非同期型Continuous Replicationへと機能拡張されました。

1-2.VAIOのインストール

まずCDPのセットアップとしてVeeam I/OフィルターをvSphereクラスターへインストールします。

インストール自体はVeeamサーバの管理コンソールを操作するだけなので簡単にできますが、ホスト毎にではなく、全てのクラスターにインストールすることが必要なのは注意しておきたいポイントです。

(インストールはvSphereコンソールからも確認することができます。)

2.Veeam CDPプロキシ作成

CDPを使用するときにI/Oフィルターと同様に重要な働きをするVeeam CDP Proxy Serviceがあります。

Veeam CDP Proxyはデータムーバーとして動作し、ソースホストとターゲットホスト間でデータを転送するコンポーネントとなります。Proxyはデータの圧縮・解凍、暗号化・復号化を行います。

2-1.CDP Proxyデータ転送の流れ

①ソースホストはVMディスクデータを読み取り、I/O操作を読み取って処理し、データをソースプロキシに送信します。データは非圧縮で送信されます。

②ソースプロキシはソースホストから受信したデータを圧縮して暗号化し、ターゲットプロキシにデータを送信します。

③ターゲットプロキシはソースプロキシから受信したデータを解凍および復号化し、ターゲットホストにデータを送信します。

④ターゲットホストはターゲットプロキシからデータを受信し、このデータをデータストアのVMレプリカに保存します。また、ターゲットホストはVMレプリカを管理します。レプリカを作成し、復元ポイントを保持します。

2-2.CDP Proxy作成

CDP Proxyを作成します。

Proxyの役割はVeeam Backup & Replicationに登録されているWindowsの物理サーバor仮想マシンに割り当てることができます。

プロキシは本番サイト側とDRサイト側にそれぞれ1つ以上作成することが推奨されています。

※プロキシのシステム要件についてはVeeam Helpcenterをご覧ください。
https://helpcenter.veeam.com/jp/docs/backup/vsphere/system_requirements.html?ver=110#cdp_proxy

3.CDPポリシー

3-1.CDPポリシーの作成

CDPポリシーでは保護するVM、VMレプリカの保存場所、短期および長期リストアポイントの作成頻度などを定義します。

1つのポリシーで1つ以上のVMを処理することができます。

3-2.CDP構成時の注意点

◆CDP実行時にはディスク容量が必要なだけではなく、I/O性能も必要です。Veeam CDPは、CDPポリシー内のボトルネックを確認し、ストレージ性能が低いときには通知をします。

◆レプリカVMへ切り替えする際に、vSphereのCPUやメモリが実際のリソースと同時に消費されます。リソース状況を確認せずに実施しないよう注意してください。

◆RPOスケジュールの調整について
ソースVMのデータ更新量によっては、CDPポリシーのデフォルト15秒では転送しきれないことがあります。それを確認するにはVeeam ManagerのRPO:SLAとMax delayを見てください。

遅延例(15s)

調整後

◆Veeam vSphere CDP補足

項目 用途・補足説明
Short-term retention 低RPO RPO:2秒~60秒
(Default:15秒)15秒以上推奨
1~24時間キープ
(Default:4時間)
Long-term retention 長期RPO 1~24時間毎
1~30日キープ(Max95ポイント)
データ転送時間帯の制御 レプリケーションデータ転送を許可する時間帯の設定 ショートタイムポリシー、ロングタームポリシー毎の設定が可能
Application-aware processing ロングタームリテンションポリシーのスケジュールで利用可 Microsoft Active Directory
Microsoft SQL Server
Microsoft SharePoint
Microsoft Exchange
Oracle
(VSS/Pre Script/Post Script)
Veeam CDP プロキシサービス Sauce CDP Proxy 送信データを圧縮・暗号化

※Veeam vSphere CDPに関連する要件および制限については、Veeam HELP CENTERにて最新情報を事前に確認することをお勧めします。https://helpcenter.veeam.com/docs/backup/vsphere/cdp_requirements.html?ver=110

今回はCDP ProxyやVAIOなどセットアップに関する項目をご紹介しました。

次回は今回作成したProxyやポリシーを用いて検証を行います。

1.Veeam CDPレプリケーション検証(説明編)

2.Veeam CDPレプリケーション検証(セットアップ編)

3.Veeam CDPレプリケーション検証(検証編)

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