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Zerto Virtual Replication
ZVRとECEの機能の違い


Zertoは、ライセンスにより使用できる機能やレプリケーション先が異なり、大きく分けて

①DRやバックアップ、システム移行など複数の機能が使用できる「永続ライセンス※1
②システム移行のみに使用できる「期間限定ライセンス」
 

の2種類あります。

①永続ライセンスはさらに、機能とレプリケーション先が限定された「Zerto Virtual Replication(ZVR)」と、全機能が使用でき、様々な環境とレプリケーションが可能な「Zerto Virtual Replication Enterprise Cloud Edition(ECE)」の2種類あります。

※1 DRやバックアップ等の機能が使用可能なサブスクリプションライセンスもございます。詳細はお問合せください。


ライセンス概要

●Zerto Virtual Replication(ZVR)

 ・使用用途は「移行」と「DR」
 ・同一ハイパーバイザ間でのレプリケーションのみ(VMware⇔VMware、Hyper-V⇔Hyper-V)
 ・パブリッククラウドとのレプリケーションは不可
 ・1対1レプリケーションのみ
 ・別途保守(Zerto Virtual Replication Standard MA)のご購入が必須
 ・必要ライセンス数=対象仮想マシンの台数 
 ・最低ライセンス購入数=10ライセンス

●Zerto Virtual Replication Enterprise Cloud Edition (ECE) 

 ・使用用途は「移行」、「DR」、「バックアップ」、「1対多レプリケーション」
 ・同一ハイパーバイザ間でのレプリケーション(VMware⇔VMware、Hyper-V⇔Hyper-V)が可能
 ・異なるハイパーバイザ間のレプリケーション(VMware⇔Hyper-V)が可能
 ・1対多のレプリケーションが可能
 ・別途保守(Zerto Virtual Replication Enterprise Cloud Edition Standard MA)のご購入が必須
 ・必要ライセンス数=対象仮想マシンの台数
 ・最低ライセンス購入数=10ライセンス

 

レプリケーションが可能なプラットフォーム

既存環境がオンプレミスにあるとき

ZVRでは同一ハイパーバイザとのみレプリケーションが可能です。異種ハイパーバイザ、パブリッククラウドとのレプリケーションや、一対多のレプリケーションはできません。

ECEでは同一ハイパーバイザ、異種ハイパーバイザ、パブリッククラウドとのレプリケーションが可能です。一対多レプリケーションもできます。

既存環境がクラウドにあるとき

ZVRではパブリッククラウドとのレプリケーションはできないため、クラウド間でのレプリケーションも同様にできません。例外として、IBM Cloudのベアメタル環境間でのレプリケーションのみ可能です。

ECEでは同一クラウド内でのレプリケーション、異種クラウド間でのレプリケーションが可能です。例外として、AWS─AWS間でのレプリケーションはできません。


ライセンス機能比較表

 ZVR = Zerto Virtual Replication
 ECE = Zerto Virtual Replication Enterprise Cloud Edition

機能

ZVR ECE

無制限のZerto Virtual Manager (ZVM) とVirtual Replication Appliance (VRA) の利用

任意のストレージから任意のストレージまでのRPO数秒による連続レプリケーション
Virtual Protection Group (VPG) による複数VM整合性をグループ化
帯域幅圧縮、帯域制御およびトラフィックの優先順位付け
復旧のための自動化、数分のRTOを使ったフェールオーバーおよびフェールバック
本番環境に影響を与えない復旧テスト(テスト・フェールオーバー)とレポート作成
ジャーナルベースのポイント・イン・タイム・リカバリー(最大30日間)
ジャーナル・ファイル・レベル・リストア(jFLR) の利用
オフサイト・バックアップ(ver6.0以前)、オフサイト・クローン機能の利用
Zerto SaaSおよびモバイルアプリケーションを使った複数サイトのモニタリング
Restful APIを使った完全自動化、およびZerto PowerShellの利用
クロスハイパーバイザレプリケーションおよびオンザフライVM変換(VMDK <-> VHDなど) ×
One-To-Many (1対多) レプリケーション ×
クラウド(Azure, AWS, Zerto Cloud Service Provider) へのレプリケーション ×(*1)
VPGごとのロールベースアクセス制御(RBAC) ×
マルチテナントおよびセルフサービスポータル ×
Zerto Cloud Manager (ZCM)を使った複数サイト一元管理コンソールの提供 ×
vCloudDirector 連携 ×
Long Term Retention (LTR) 機能の利用(ver6.5以降) ×
90日間の履歴データをZerto Analyticsで確認可能 ×(*2)
Microsoft Volume Shadow Copy Service(VSS)との連携 ×

 *1: Zerto Cloud Service Providerへのレプリケーションは追加費用または追加ライセンスが必要になる可能性があります。

 *2: ZVRライセンスでは30日間の履歴データの確認が可能です。

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